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特攻インタビュー(第4回)・その3

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通常 特攻インタビュー(第4回)・その3

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/3/16 8:46
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 陸軍航空特攻  久貫兼資氏 

 ◆軍隊より厳しかった航空機乗員養成所(2)

 --------養成所に入ったら、すぐ飛行機に乗れたのですか?

 久貫‥乗れなかったです。10月20日に入所して…本当は10月1日だったんです。ところが特別操縦見習士官(特操)が同じ10月に入ってきまして。特操に邪魔された形になって、我々の入所は10月20日になったんです。

 それで、翌日乗れるのかなと思ったら、11月1日になって、初練というね、九五式三型練習機という120馬力の飛行機に乗せてもらったわけでなんです。乗せるって言いましてもね、実は空中適性検査なんです。それをね、15日くらいやりましたかね。それでまた、ふるいにかけられるんですよ。そして喜んでたらね、今度は特操の方に、飛行機を全部、持っていかれちゃったわけです。こっちに回ってこないんですよ、民間だから。

 それで、グライダーをやることになったんですが、契約違反だって、教官・助教に文句言いましたらね、グライダーも航空機だってわけです。航空機乗員養成所だから文句ないだろうと、突っぱねられちゃいましたけどね。

 --------養成所の教官は民間パイロットの方がされていたのですか?

 久貫‥民間もいたし、軍人もいました。所長は軍人です。大佐で。

 --------養成所の教育は、どのくらい時間をかけてやられたんですか?

 久貫‥結局、古河の養成所で飛行機に乗ったのは適性検査で15回乗っただけです。その後、仙台に行きましたから。

 --------最初はグライダーで、しばらくして練習機に。

 久貫‥グライダーもプライマリーやって、セコンダリーまでやりましたけどね。プリマリーなんていうのは学校時代にやりましたからね。10mくらいの滑走はね。

 --------それで、昭和19年7月に卒業されたのですね。

 久貫‥そうです。仙台地方航空機乗員養成所を卒業というわけです。逓信省航空局の教育を終了して2等操縦士と2等航空士の資格を付与されたわけです。

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