@





       
ENGLISH
In preparation
運営団体
メロウ伝承館プロジェクトとは?
記録のメニュー
検索
その他のメニュー
ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失

特攻インタビュー(第4回)・その21

投稿ツリー


このトピックの投稿一覧へ

編集者

通常 特攻インタビュー(第4回)・その21

msg#
depth:
1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/4/6 7:46
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 --------でも、当時の写真を見ても本当に、皆さん、キリッとした顔をされていますね。

 久貫‥そうですか。

 --------出撃前の写真を見ると、顔つきというか目つきが、全然、今の若者と違うなという感じがします。

 久貢‥だから、明治維新が……あの大業が成ったなんていうのも、あの頃の人たちはみんな、命懸けでやったんでしょうね。だから、そういうことが必要なんでしょうね。ま、生命が保障されているようにみえて、毎日のように殺人事件がおきてますよね。だから、なにか異常なんですよね。やっぱり教育なんじゃないでしょうかね。教育っていうと、そういうものを直に教えるっていう教育を考えるだろうけども……私たち、操縦教育を受けてね、国のために死ねとか何とかって言われたことがないような気がしますけどね。大体、飛行機に乗って空を飛ぶのには、自分がちょっとへマすると、自分が死ぬんだということだけは確実なんですよね。だから、自分で自分の責任を取るんだっていうことがありますからね。だから、その点だけは、大丈夫なんだとは思うんですけどね。

 考えてみると、昔のように刀を持って斬りあいやる方が厳しさが出るのかもしれませんけどね。そういう厳しさもいいけどね、そういうことなしに厳しさが出来ないとね。だから、今の憲法論争でも、憲法外すと武装する、と、戦争始まるっていう。すぐそうなっちゃうでしょ。そうじゃないんですけどね。途中下車があるんですけどね。

 久貫‥戦後、死んだ戦友の分まで祖国復興に頑張ろうと考えました。20年近く市役所に勤めて出した結論は、宇宙のビックバンから現代に至るまでの自然の成り行きの中にチャンとした結論があるということでした。行政改革をやって働き方を改めた時のモデルは人体でした。それがヒントで結論だけ見出しました。退職後、学校に行き研究をと思いましたが、あまりに大きな問題でとても無理と判断してやめました。最近は子供を殺す親が多くなりましたね。動物は教育を受けなくても子供を大切に育てていますのにね。

 --------今日は貴重なお話をありがとうございました。

 (……了……)









  条件検索へ