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 旅行記   2015.1.1更新

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  • [No.4951] 続・東ドイツ紀行 30  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/10/03(Mon) 08:50
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     5月7日(水)晴れ、夕方雨、日中暑い

     エルベの船旅

     今日は気分をかえてエルベの船旅を楽しむことにした。
    マイセン行きは出発時刻の関係で無理なので逆にエルベを遡ってみることにした。遊覧船はテラスの下からでている。乗船券は片道1時間半の船旅で70円である。定刻に岸を離れるとちょうどパリのバトームシューのように街の景色をみせながらいくつもの橋をゆっくりゆっくりくぐっていく。                      
     やがて街を離れると両岸は緑が深くなってくる。緑の間には古いシャトーやマンションが見え隠れする。そしてエルベはゆっくりとながれている。あの戦火のさなかにもこんなに美しい流れだったのであろうか。  
     川幅は徐々にせばまっていく。両岸は草が萌えておりホルスタインがねそべっている。ポプラの並木が川面に陰を落としている。
     船はどこにでもあるような遊覧船だ。乗客は80%ほどの混みかた、チェコ、ブルガリアなど東欧の人が多いようだ。売店では絵はがきや写真も売っている。また、たのめばコーヒー、ビール、ジュースも持ってきてくれるしソーセージ、黒パンなどで軽食をとることもできる。マイクを使った説明などはない。到着のときだけアナウンスがある。
     船員はここでもイレズミをしている。

     風に吹かれてぼんやりと景色ながめていると、突然、女の子がきて袖をひっぱって何かいう。一目みて知的障害のお子さんとわかった。「こんなところで何をしているの。早くこっちでみんなと遊びましょう」といっている様子。
     明らかに私を仲間のひとりと思っている。ついて行ってみると船尾のほうにこの子の仲間がたくさんいた。おそらく、いまでいう「特別支援学級」の遠足なのだろう。私も一緒にかくれんぼみたいなゲームに参加した。言葉の壁も、外国人の区別・差別もない世界に生きるこどもたちとは、直ぐ友だちになれる。
     一緒に遊んでいると先生が挨拶にきた。どうやら「一緒に遊んでやってくださってありがとうございます」といっているようだ。さすがドイツでこんな子供たちに対してもなかなか躾が厳しいが、それでも先生の子どもたちを見る目は優しい。
    そうこうしているうちに下船予定のクラインチャッハヴィッツという船着場に着いた。
     (写真は、川辺の風景、遊んでくれた子どもたちの先生たち、船の様子です)


    [No.4950] 続・東ドイツ紀行 29  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/10/02(Sun) 07:31
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    画像サイズ: 531×522 (95kB)
     エルベ川との対話

     ホテルに荷物を置くと街へでた。旧市街を通ってエルベのブリュールのテラスにいく。1945年の爆撃で徹底的に破壊されたというのに、いまやほぼ完全に昔の町並みが復元されている。ノイマルクトにある瓦礫の山だけが41年前を物語っている。
     テラスに腰をおろしてあたりを見回すと河畔にはバロック建築が重厚な姿でならんでいるし、遊歩道にはこれも由緒ありそうな彫刻が並んでいる。暑い日だったが河面をふく風は心地よい。傾きかかった陽がエルベに反射している。
     すべて明るい風景なのに、私の心は重く沈んでいた。耳の奥にはさっき、車内できいたあの、ざっく、ざっく という軍靴の音が残っている。
     ドレスデンはたしかに復興した。
     あの瓦礫の山だけを残して。
     しかし、ここから幾らも離れていない国境地帯には、ソ連、東ドイツの大部隊が駐屯している。彼らはソ連の防人だ。本当に、エルベの水が再び血に染まることはないのであろうか。私はすっかり気がめいってしまった。
     センパー美術館でラファエロのシスチンのマドンナをみた。が、これも私の気持ちを引き立てたりにしなかった。十字教会も市役所もみる気がしなかった。アンデルセンやゲーテが賛美した、北のフィレンツェといわれたドレスデンは見事に蘇っている。この市民たちの驚くべき根気と努力には深く敬意を表したい。でもこれをみないという私の勝手を許してもらいたい。
     まだ、昼間のように明るいプラガ一通りをとぼとぼと引き返した。そしてホテルのレストランで夕食をして早めに寝てしまった。
     (写真は、ブリュールのテラス近辺の風景と、センパー美術館の入場券と「ラファエロのシスチンのマドンナ」の絵葉書です)


    [No.4949] 続・東ドイツ紀行 28  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/10/01(Sat) 10:16
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    画像サイズ: 536×527 (93kB)
     現在のドレスデンと歴史的ドレスデン

     すっかり、重々しい気分でドレスデンの駅をでた。ところが、この街はいままでみたエルフルト、アイゼナッハ、ワイマールなどと違って近代的な大都市にみえる。新前広場はびっくりするほど広い。土地の私有が認められていない国では市街地の再開発を邪魔するひともいないのであろう、利権屋さんとヤーサンのお陰で駅前にバスターミナルさえ作れないどこかの街とはちがう。駅前広場はすべて歩行者天国になっている。そして広場の両側にはネバ、バスタイ、ケーニッヒシュタイン、リリエンシュタインといったインターホテルやブテックなど高級品を売る商店もあり、高層ビルが軒をならべている。 
     ただ、このところの暑さで広場ではアイスクリーム屋さんは大繁盛だが、他の店にお客さんが入っているところは見かけなかった。
     今夜の宿はこのひとつ、リリエンシュタインだ。

     ライゼビューローに行かされる

     リリエンシュタインのフロントにクーポン券を渡すとしばらく待たされた。やがて主任らしい女性が現れて「最初のホテルで間違って(正)の方をはぎとってしまった。次のエレファントでもそのことは知っていたがそのままにしていた。あなたの落ち度ではないけれどこのままでは、これから先も行くさきざきで問題になる。ここのライゼビューローでクーポン券の再発行をうけたほうがいい。あなたはこれからすぐ行くべきです。ライゼビューローには私から電話で事情を説明しておきます。荷物はここのクロークで預かりましょう。それから、ライゼビューローヘの道順は、この地図の通りです」。と分かりやすい英語で説明した。自分の落ち度でもないのに大事な時間をこんなことにとられるのは不本意だが、この主任さんの対応は資本主義国のレベルからみてもまずまずなので素直に指示どうリライゼビューローに行くことにした。
     ホテルから5分ほどでライゼビューローに着いた。ここでも中年の女性がにこやかに待っていた。確かに話は通じていて5分も待つとタイプで打たれたばかりの書類ができあがった。かくして、ホテル・リリエンシュタインに無事チェックインできた。
     このホテルはバスつきの部屋がない。おまけに相当な安普請でべ二アの床板が反っている。おそらく急激なホテル不足に対処すべく突貫工事で作ったに違いない。一見「戦後建った明るく近代的なビル」の正体がわかったような気がした。
     これも後でわかったことであるが、この時期、すなわち「メーデー・ウイーク」は、東側諸国では「お盆と正月」が一度に来たような連休なのだ。お盆や正月だけでなく、クリスマスやイースターの連休とも縁のない国における大切な連休なのだ。だから、東ドイツだけでなく東ブロックの人たちも旅行をする。いいホテルは、すでに売り切れていたのだ。それで私も、安普請ホテルヘ回されたようだ。
     (写真は、マルクトプラッツ、ブティック です)


    [No.4948] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/10/01(Sat) 05:30
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    画像サイズ: 600×450 (40kB)
    > さあ
    > 九州に向かって出発です。

    >ゆったりした車両です。

    いつか鹿児島中央まで乗ってみたいものです。


    [No.4947] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/10/01(Sat) 05:27
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    画像サイズ: 500×375 (33kB)
    > さあ
    > 九州に向かって出発です。

    ゆったりした車両です。


    [No.4946] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/10/01(Sat) 05:22
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    画像サイズ: 500×375 (36kB)
    さあ
    九州に向かって出発です。


    [No.4945] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/30(Fri) 05:24
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    画像サイズ: 500×438 (42kB)
    駅前に電車が走っています。

    帰りに岡山に降りて
    市内見学をするとき
    この電車に乗るつもりです。


    [No.4944] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/30(Fri) 05:20
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    画像サイズ: 500×375 (29kB)
    さて
    岡山で,簡単な朝食を食べていきます。

    初めてこのファストフード店に入ったのは外国ででした。
     言葉ができなくても食べられるから。


    [No.4943] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/29(Thu) 05:16
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    画像サイズ: 500×375 (32kB)
    岡山といえば桃
    そして
    桃太郎です。


    [No.4942] (1)佐賀までの旅 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/29(Thu) 05:15
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    画像サイズ: 550×413 (42kB)
    > 岡山に着きました。

    岡山には何度か来ました。


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