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特攻インタビュー(第7回)・その2

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通常 特攻インタビュー(第7回)・その2

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/6/16 6:46
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 海軍航空特攻  野口 剛氏

 ◆軍人にあこがれた少年時代

 --------予科練に入隊する昭和16年は東京にお住まいだったのですか?

 野口‥はい。東京の世田谷に実家がありますので。父親の仕事の関係で霞ケ関にあった海軍省に住んでいたことがあるんです。5歳くらいの頃でしたが。海軍の制服が格好良くて、軍人にあこがれました。海軍省の次は……永田町の自民党の前に、今も赤レンガがあると思うんですが、そこに大蔵大臣官舎があったんです。二・二六事件の時まで、そこにも住んでいました。それで、国会議事堂の横を行ったところに陸軍省があったんです。そこに友達がいました。馬場もあって、馬に乗っている人もいましたけれど、陸軍と海軍を見比べて海軍がいいなと思っていました。多分、その頃から海軍にあこがれていましたね。

 --------友だちの間で陸軍派、海軍派のようなものはありませんでしたか?

 野口‥ありましたね(笑)。陸軍に行くんだったら俺は騎兵になりたいとかね(笑)。私も中学2年の時、陸軍幼年学校に行きたかったんですが、20円だったか月謝を取られるんですよ。タダではないんです。学費が払えないから行けなくて。

 --------当時の中学校は5年制ですが、中学3年生を修了した昭和16年に、予科練に入隊されています。卒業を待たずに志願されたのですか?

 野口‥はい、そうです。

 --------志願した理由があったのでしょうか?

 野口‥やっぱり軍人になりたかったですね。それで、飛行機乗りになりたいと願望していました。

 --------飛行機乗りを目指したのは何か理由が?

 野口‥中学に入る頃、少年航空兵というのがあると学校で教えてもらって、そういう方面に行きたい者は行けという話を聞いたものですから、それから飛行機に関心を持ちました。最初は民間のパイロットになりたくて、洲崎の方に民間の飛行学校があったんですが、飛行機に乗って色々学ぶのに1時間幾らで……もう忘れてしまいましたが、当時でも考えられないほど高額で。そんな高いお金を掛けてなるんだったら少年航空兵になった方がいいかな、と(笑)。

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