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特攻インタビュー(第3回)・ その24

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通常 特攻インタビュー(第3回)・ その24

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/3/10 6:46
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 海軍航空特攻 江名武彦 氏

 ◆アメリカ人学生との質疑応答

 江名‥私は外国の人とあまり戦争の話をしたことはありませんけども、昨年の3月に、その前の年の映画「特攻」に私も関係したもんですからね。アメリカで「特攻」を封切する時、来てくれないかということで、同期生と2人でアメリカに行きました。スタンフォード大学、カリフォルニアですね。ワシントンのジョージ・タウン大学と2カ所に行きました。映画が終わった後、学生と質疑応答をしました。

 やはり一番ね、彼らはね、2001年9月11日のことを言うんです。そのテロと特攻は同じじゃないかということを質問されました。もちろん、いろいろ説明したわけですけども……テロは無差別の殺戮だが、特攻はあくまでも対象は戦争で相手の軍隊だと。一般市民に対して我々は攻撃をしていないと。テロの宗教的な自己陶酔ですか、そういうテロと、国のために「愛する共同体(ゲマインシャフト)」のために自己犠牲になった特攻とは違いがあるんじゃないか。特攻というのは8月15日限りで、もう「リベンジ」はないが、テロは未だに、お互いリベンジ、リベンジを繰り返して絶える事ないと。そこに大きな違いがあるという話をしましたら、一応は納得してくれました。

 それで国のために殉ずるということにつきましては、我々アメリカ人も星条旗のために戦ったんだと、それは全く同じだと。だから、特攻隊貝の自己犠牲というものは、ある程度理解できるという事を言ってくれました。


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