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羽生の鍛冶屋 本田 裕 32 奮闘記 その1 「開業」

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通常 羽生の鍛冶屋 本田 裕 32 奮闘記 その1 「開業」

msg# 1.33
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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/2/1 7:35
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 
 昭和52年、4月10日、私は、刃物販売、刃物研ぎ、農具製造の羽生の鍛冶屋こと「本田刃物店」を開業しました。

 15年間の修行を続けて来た、オイルショック後に、突然の、脚、腰強打による怪我で1年間の入院、人生を大きく狂わさせられることとなった。埼玉医科大の8階の廊下の窓越しで羽生の方角を見ながら、年老いて来たおふくろに申し訳ないことをしてしまったと涙を流した。大きな仕事は出来なくなったけど、自分には、15年間、身に付けた腕がある、駆け足や高所作業は出来なくなったけど、座り仕事でも、両手に技術があれば、いくらでも仕事はできる、「負けたくない」そんな思いで、退院後、1年間、毎日、利根川の土手に行って、リハビリを続けながら、縫製の町羽生で、出来る仕事は何かを考えました。

 住宅街の中で、自分に出来る仕事として、まず、選んだのが、縫製で使う鋏の修理と家庭で使う庖丁の研ぎでした。そして、大工、土建業、鉄骨業の友達らが手弁当で店と作業場を作ってくれました。

 温かい友情に支えられ、そして、当初は、はさみ、庖丁、農具、大工道具、等の仕入れ販売も加え、小さな「本田刃物店」羽生の鍛冶屋はスタートしたのであります。

 次回より、多くの経験をして行く記録を綴る中で、羽生の鍛冶屋の奮闘ぶりを書いて行きたいと思います。

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