昨日のアクセス数:     本日のアクセス数:     2015.2.7 以降の累計:

 文集   2015.1.1更新

ツリーは固定式です。 新着記事から読みたい場合は [新着順記事] をクリック、
新着タイトルを新規順に一覧したい場合は [新規順タイトル表示] をクリック願います。

ツリー全体を一括表示してご覧になりたい場合は、ツリー先頭部の ★ をクリック願います。

1.雑感、随筆(エッセイ)、詩歌など、ご自分の体験されたこと、創作されたものをご投稿願います。
2.投稿は他の会話型の部屋と違い「読み物」として扱います。従ってレスは必しも付きません。
3.投稿は、出来るだけ階段式でなく並記式をお奨めします。実例を参考にして下さい。


[トップページへ] [新規投稿] [新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [ワード検索] [過去ログ]
[留意事項] [投稿の手引] [管理用] [問い合わせ]
  • 以下は新規投稿順のリスト(投稿記事)表示です。
  • 48時間以内の記事は new! で表示されます。
  • 投稿者のメールアドレスがアドレス収集ロボットやウイルスに拾われないよう工夫して表示しています。

  • [No.7906] 「昭和天皇実録」の謎を解く  投稿者:男爵   投稿日:2017/08/03(Thu) 14:51
    [関連記事

    「昭和天皇実録」の謎を解く   文春新書1009

    軍部独走の起源は長州にあり

    磯田道史「実は、その構造の源流は、幕末の長州藩にある。
    そもそも、藩の内部で大戦争をやったところは二つしかない。
    水戸藩と長州藩です。このうち長州だけが、下(高杉晋作)が上の藩政府を打ち倒して、藩政を握った。

    下が独走して上を従わせる構造を長州とその派生体であるのちの陸軍がもっていたのは、当然といえば当然かもしれません。

    長州は藩主のいる御前会議で、報告さえすれば好き放題に下級武士が動いていい。
    なにしろ藩主は「そうせい」としか言わないから「そうせい様」と呼ばれていた。
    そういう下級武士の革命政権が明治政府を作ったからまったく同じ構造が続いてしまったんです。

    それでも伊藤博文や山県有朋たちは、明治天皇と一緒に革命をした人間だから、現実直視と柔軟性があった。
    しかし、昭和になり官僚化が進んだ時代になると、それは失われてしまったんです」

        −−−−−

    統帥権の独立という悪法を作ったのは、山県有朋。
    彼が日本の軍部の独走のもとをつくった悪人であるとは
    大学の社会学の教授の話だった。

    反対意見を封じるため山県有朋が考えた策は
    のちに日本を滅ぼすもととなった。

    山県有朋や伊藤博文達が生きていたときは、欠点のある法律も運用をうまくしたので
    弊害は少なかったが、彼らが死んでしまえば
    法をつくった精神は誰も気づかず、悪法は悪法として破滅に向かっていった。

    だいたいが統帥権をもっているはずの天皇が
    陸軍に適当にあしらわれたのは
    明治政府(薩長政府)が天皇を利用してきた歴史があったから
    なのであろう。


    [No.7905] Re: 源氏物語ミュージアム 投稿者:男爵   投稿日:2017/08/02(Wed) 05:58
    [関連記事


    画像サイズ: 550×431 (57kB)
    > 宇治には
    > 源氏物語ミュージアムがあります。
    > http://www.uji-genji.jp/

    宇治といえばお茶

    そこで
     宇治の駅前の郵便ポストもこんなふうになっています。


    [No.7904] Re: セロひきのゴーシュ 投稿者:男爵   投稿日:2017/08/01(Tue) 05:31
    [関連記事


    画像サイズ: 601×700 (63kB)
    > セロひきのゴーシュ  岩崎書店
    > http://www.iwasakishoten.co.jp/book/b241616.html
    >
    > 宮沢賢治の童話を読んでいて
    > あんがい知らないこと。


    > 化物丁場
    >  盛岡から橋場までの軽便鉄道橋場線の建設工事のできごと
    >   (いまの田沢湖線の一部)
    >  鉄道敷設(ふせつ)の工事中に土台に砂利を盛ってもたびたび崩れるので、工夫たちは化物丁場と呼んでいやがった。
    >
    > 解説文を書いている堀尾青史によるとそれは洪積台地で、下半分が砂や礫、上半分が火山灰なので、水がよくたまり、くずれることが多い。

    そういえば
    大雨による田沢湖線の復旧工事の説明を見たことがありました。


    こちらは
    田沢湖線が昭和41年に開通するまでの長い歴史
    http://yamaiga.com/rail/hasiba/main.html


    [No.7903] Re: セロひきのゴーシュ 投稿者:男爵  投稿日:2017/07/30(Sun) 05:22
    [関連記事


    画像サイズ: 730×413 (20kB)
    > 宮沢賢治の童話を読んでいて
    > あんがい知らないこと。

    > ゴーシュが頼まれて、野ねずみのこどもの病気をなおしてやる。

    > そこで、野ねずみのこどもをセロの穴から中に入れる。
    > だが、どのくらいの大きさの穴だったのだろう。
    > おやの野ねずみは入らないくらいの穴だったから、そう大きな穴ではなかった。

    >    直径1〜2センチ ?

    博物館で見たネズミ類の標本

    ゴーシュのセロの穴と比べてみたい。

    こんな研究をする人はいない。


    [No.7902] セロひきのゴーシュ 投稿者:男爵  投稿日:2017/07/29(Sat) 16:26
    [関連記事

    セロひきのゴーシュ  岩崎書店
    http://www.iwasakishoten.co.jp/book/b241616.html

    宮沢賢治の童話を読んでいて
    あんがい知らないこと。

    ゴーシュが頼まれて、野ねずみのこどもの病気をなおしてやる。

    ゴーシュのセロの音楽のおかげで、うさぎもたぬきもみみずくも病気がなおった。

    そこで、野ねずみのこどもをセロの穴から中に入れる。
    だが、どのくらいの大きさの穴だったのだろう。
    おやの野ねずみは入らないくらいの穴だったから、そう大きな穴ではなかった。

       直径1〜2センチ ?


    この本には、ほかにも
    「化物丁場」や「フランドン農学校のぶた」などが載っている。


    化物丁場
     盛岡から橋場までの軽便鉄道橋場線の建設工事のできごと
      (いまの田沢湖線の一部)
     鉄道敷設(ふせつ)の工事中に土台に砂利を盛ってもたびたび崩れるので、工夫たちは化物丁場と呼んでいやがった。

    解説文を書いている堀尾青史によるとそれは洪積台地で、下半分が砂や礫、上半分が火山灰なので、水がよくたまり、くずれることが多い。

    いまなら基礎のほうまでコンクリートを打ったり、地盤の置き換えなど建設工法の対応があろうが、なにしろ昭和初期のことだから。

    宮沢賢治は、この話のはじめのほうで、大雨が降って一関の狐禅寺では北上川の水位が一丈六尺(約4.8メートル)増したとか、宮城県の品井沼(現在の鹿島台)の岸では稲が四日も泥をかぶっていると述べている。

    北上川の洪水対策は今も続いている。
     北上川五大ダム 一関の遊水地 北上川下流の分流(旧北上川と新北上川)


    フランドン農学校のぶた
      学生のせりふ「ぶたはふしぎだ。水やスリッパやわらをたべて、上等の脂肪や肉をこしらえる。ぶたはたとえれば一種の触媒だ。白金みたいなものだ」を聞いて内心得意になったぶた。
     だが、農学校の畜産の先生に毎日するどい目で見られていると、だんだん不安になってくる。

    そのうちとうとう校長から責められて、死亡承諾書に右肢で印をおさなくてはならなくなる。  涙のヨークシャイヤ
      育てられた恩を返さないといけないのだぞと無理無理死亡承諾書にサインをさせられたぶた ぶた肉を食べるわれわれは、ぶたのかなしみに気づかないといけないのだ。

    そういうことで、ベジタリアンになった宮沢賢治。
    しかし、あるとき「どうも肉を食べないと、体に力が入らない。やっぱり肉を食べよう。とんかつはおいしかった」と言ったそうな。
    これを何かの本で読んだことがある。  生きるわれわれ人間は、やはり原罪があるのだろうか。


    [No.7901] 太平記 投稿者:男爵  投稿日:2017/07/29(Sat) 08:58
    [関連記事

    石崎洋司:太平記
    http://www.iwasakishoten.co.jp/book/b191463.html


    日本の太平記を中国の三国志のように楽しむ。

    楠木正成を諸葛孔明と劉備玄徳をあわせた人物とし(知略と計略の達人、清廉潔白)
    足利尊氏は曹操にたとえている。(曹操にくらべると、少し気が弱い感じ)

    新田義貞は呂布に似ている。(勇猛果敢だが、だいじなところで詰めが甘い。非業の最期)

    なるほどこういうふうに考えるとわかりやすい。
      足利尊氏は曹操にたとえているのは、最後に勝ったから(?)。

      唱歌「鎌倉」
    https://www.youtube.com/watch?v=r-qFmcWyOQc


    稲村ケ崎で新田義貞が宝剣を投げ入れ海を引かせるのは
    旧約聖書ばりの奇跡。

    海が引くというこのテーマは、ほかの話にも取り上げられている。
    たとえば
    (児童文学)アーサー・ランサム全集 8巻 ひみつの海   干潟のこと
     紅海 海が割れる  出エジプト記 モーゼ エジプト軍全滅
      この故事をふまえて書かれてある。 欧米の物語は背景に聖書がある。


    [No.7900] 源氏物語ミュージアム 投稿者:男爵   投稿日:2017/07/13(Thu) 07:12
    [関連記事


    画像サイズ: 600×450 (49kB)
    宇治には
    源氏物語ミュージアムがあります。
    http://www.uji-genji.jp/

    源氏物語については色々な思い出があります。
     ・大学の時に講読した若紫
     ・コミック本「あさきゆめみし」作者の苦労
     ・源氏物語サイトで知った千葉の方のミュージカル参加の話題
    などなど

    そして、あやさんからいただいた源氏物語(現代語訳)セットを読んでから
    与謝野源氏、瀬戸内源氏、田辺源氏なども読みました。

    白兎山人さんたちと一緒に韓国慶州の南山の石仏巡りをしたとき
    私が源氏物語を読んでいると言ったら
    同行した女性から
    「不倫の人の訳した源氏物語など読まないで」と言われました。

    円地文子訳ならよかったのでしょうか。

    与謝野晶子も瀬戸内寂聴も恋愛に生きた人たちで(妻から夫を奪ったり、愛のため家族を捨てたり)
    平穏な家庭で家族となごやかにすごす一般の主婦たちとは違ったから。

    しかし
    華麗な光源氏の一生を考えるなら
    自分の心の中の感情を大切に生きた一生だったので
    (もし光源氏が自分の近くにいたのなら、つぎつぎ起こる出来事にこちらが翻弄されそう)
    平凡な人にはなかなか理解できない、ついていけない出来事も多かったから
    瀬戸内寂聴のような激情家、人の迷惑も考えないような作家の方が
    源氏物語の翻訳には適していたかもしれません。


     あさきゆめみし バイリンガル版もあるみたい。
     http://eigomanga.org/tale-of-genji


    [No.7899] Re: 石ノ森 章太郎が伝記本に 投稿者:男爵   投稿日:2017/06/26(Mon) 18:57
    [関連記事


    画像サイズ: 700×366 (52kB)
    > なんと
    > 石ノ森 章太郎が伝記シリーズの中に入れられている。

    その表現は革新的なので
    漱石や一葉など、時代の先駆的なメディア挑戦者の仲間
    とみなすことも無理なことではない。

    実際に 石ノ森 章太郎は
    雑誌「少女クラブ」において
    色々な手法で、新しいものをめざした漫画作品(たとえば龍神沼)を
    次々と発表していった。

    編集長のふところの深さをいいことにして、毎月チャレンジした。

    その漫画の読者の中から
    里中満智子のような女流漫画家たちが生まれたのだ。


    [No.7898] ルパン最後の冒険 投稿者:男爵   投稿日:2017/06/25(Sun) 18:51
    [関連記事

    原題は「カリオストロの復讐」 1935年
    南洋一郎が訳して、「ルパン最後の冒険」と題をつけた。

    劇場用アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」は
    カリオストロ侯爵家に伝わる財宝の謎をめぐる物語。

    アニメのテンポは小気味よい速さ。
    モーリス・ルブランの原作も話の展開の速さを感じるので
    そこはちゃんと原作に習ったらしい。

    劇場用アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」も
    原作の構成をふまえて、独特のアニメの世界をつくったようだ。


    南洋一郎と言えば
    ルパン全集の翻訳のほかに
    戦時中の少年倶楽部の冒険小説が有名だ。

     吼える密林  1933
     決死の猛獸狩  1937
     緑の無人島  1938
     ...
     大アマゾンの秘密  1940
     南十字星の下に  1941
     密林の日章旗  1943
     海底戰艦  1944
     ...


    [No.7897] Re: 石ノ森 章太郎が伝記本に 投稿者:男爵  投稿日:2017/06/24(Sat) 17:02
    [関連記事


    画像サイズ: 600×447 (49kB)
    > なんと
    > 石ノ森 章太郎が伝記シリーズの中に入れられている。

    石ノ森 章太郎に関するミュージアム類が5箇所あるようです。

    このうち4箇所はすでに見学しました。
    残るは
    杉並アニメーションミュージアム
    http://sam.or.jp/access


    | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 |


    - Web Forum -   Modified by isso