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[No.4607] Re: 新世界を旅する 20 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/28(Tue) 07:38
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 写真の追加です。


[No.4605] 新世界を旅する 20 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/28(Tue) 07:32
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 さて、この写真にあるチューリップですが「オタワ」はチューリップ・シティーと呼ばれているのですよ。
 「あれっ。チューリップはオランダじゃないの?」と思われる方も多いと思います。

 第二次世界大戦中、ヨーロッパのたくさんの王族がカナダに亡命したり疎開したりしていました。とりわけ、ドイツに占領されたオランダについてはこんな歴史があります。
 オランダがドイツに占領される直前にウィルヘルミーナ女王はロンドンへ亡命したのです。  
 そして英国のチャーチル首相の支援の下、ここへオランダ王国の亡命政府を作りました。しかしロンドンも、相次ぐ空襲で、もはや安全ではなかった。そこで、ユリアナ王女をカナダへ疎開させたのですね。
 ところがユリアナ王女が、このオタワ滞在中に出産を迎えたのです。オランダ国内で生まれなければ王位継承権が与えられないオランダの法律に配慮して、カナダ政府は特別な措置として入院していた病院の産室をオランダ領としオランダ国旗を掲げた。すなわち、この「産室はオランダの領土である」と宣言したわけです。
 この時に生まれたのが、ユリアナ王女の三女(ベアトリクス前女王の妹)マルフリーテ王女なのですね。

 オランダ王室はこの恩義への返礼と感謝の意を込めて、毎年チューリップの球根を贈っているのだそうです。 オランダとの友好を意味するチューリップが毎年5月にチューリップ・フェスティバルの会場いっぱいに咲くことから、オタワは「チューリップ・シティ」とも呼ばれているのです。その数は10万本以上で世界最大規模のチューリップ・フェスティバルとなっているんですよ。この会場以外でも、あちこちでチューリップの花を楽しむことができます。


[No.4604] 新世界を旅する 19 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/27(Mon) 08:24
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 翌日は、もちろん「赤毛のアン」の舞台となったアボンリー村に行きました。
 作者、ルーシー・モンゴメリーさんの生まれ育った村です。基本的には当時とあまり変わっていないので、繰り返し繰り返し読んだ「アンの世界」に浸ることができました。
 もし、日本の神奈川県藤沢市に、50年前の物語の主人公の住んだ場所を懐かしんでこられた方があっても、それは無理です。精々、当時の面影をとどめているのは江の島くらいです。そこへ行くとヨーロッパやカナダの地方では、百年前、二百年前とそう変わっていない土地が多いように感じます。

 ただ、この風景はカナダとしては特別なものではないと感じました。
 「お化けの森」にしても、私自身が小さい時に遊んだ東京・杉並の「お伊勢の森」よりは規模が大きいものの、ヨーロッパの「赤ずきんちゃん」や「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる森に比べると小規模です。
 ただ、村のはずれが海―――というのはヨーロッパやほかの土地ではなかなか経験できない風景でしょうが。

 なにより素晴らしいのは、こういう「どこにでもある村の風景」のなかに「おハゲの森」や「恋人の小道」や「輝く湖」を見出して楽しんでいたアンという子がいたということです。
 ご両親を早くなくし、辛い少女時代を送られ、のちには、モンゴメリーさん、ご主人ともに、うつ病を患われていたとのことですが、そういう著者だからこそ、普通の田舎の風景のなかに「幾つもの物語」を発見されたのかなーーーと思いました。


[No.4603] Re: 北区王子かいわい/西ヶ原 投稿者:男爵  投稿日:2016/06/27(Mon) 04:44
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> 北区のコミュニティバスの停留所を見つけました。
>
> それではと100円バスに乗ることにしました。

これがコミュニティバスです。

地元の人たちに愛されているようです。


[No.4602] Re: 北区王子かいわい/西ヶ原 投稿者:男爵  投稿日:2016/06/26(Sun) 15:27
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画像サイズ: 593×448 (48kB)
> >北区コミュニティバス 「Kバス」
> http://www.city.kita.tokyo.jp/d-shisetu/kurashi/bus/bus.html#アンカー2

> >王子・駒込ルート
> > JR王子駅から中央図書館、北区役所、飛鳥山公園、旧古河庭園(滝野川会館)、霜降橋等を経由し、JR駒込駅で折り返した後、JR王子駅に戻るルート。
> >  1周40分で運行しています。

> さて
> 「花と森の東京病院」です。
>
> 名前だけ聞くと
> 花や樹木の病気を治すのかと思ったら
> 北区西ヶ原にある総合病院なんですね。

「花と森の東京病院」の写真がぬけていたので
もう一度バスに乗って、写真を撮ってきました。


[No.4601] 新世界を旅する 18 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/26(Sun) 08:33
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画像サイズ: 536×307 (21kB)
 このエジブトの方、カミルさんご夫妻と夜、居間でいろいろ話をしました。
 ご夫妻とも看護師さん。ご主人は「将来、医者になるつもりで勉強している」とおっしゃっていました。当時カナダでは、看護師さんから医師になれるコースがあったらしいのです。
 ただし「豚が針の穴をくぐるより難しい」とのことでしたが。
 今も昔も「針にまったく穴の空いていない日本」から来た私には驚きでした。

 「私達、とても貧乏なの。このポンコツでモントリオールから来たのだけど、このクルマ、途中、3回も立ち往生したのよ」と明るく笑っていました。
 「でも、このオバサンの民宿は、とても宿賃が安いし自炊ができるから、助かるのよ」とも言っていました。
  多忙な看護師さんの仕事の傍ら、猛勉強をしつつ、子育てをしていて、その上、プリンスエドワード島での休日を楽しむ、逞しいご夫妻をみて、新世界で新しい人生を開く気力に圧倒されました。

 旅をするということは、その土地の人たちと交流できるだけでなく、旅人同志で知りあったり助けあったりすることなのだな、と改めて感じました。


[No.4600] 新世界を旅する 17 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/25(Sat) 06:32
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画像サイズ: 609×473 (37kB)
 ここは、これまでの民宿とは違い非常に庶民的です。
 着いた時、宿のオバサンは、赤ちゃんをあやしていました。宿泊している一家の赤ちゃんなのです。
 私は、前日、忙しい旅をし、その日も、まだ昼食をしていなかったので、早夕食を兼ねて、村の食堂で安くてヴォリュームいっぱいの食事を済ませて宿に戻りました。宿から飲食店や僅かなお店のある村の中心までは1キロメートルくらいあるのです。
 宿にもどると、赤ちゃんの両親が戻ってきていて、宿のオバサンは家畜の世話で外に出ていました。赤ちゃんのおかあさんは「あれっ。もう夕食も済ませてきたの。そうそう明日の朝ごはん用のパンを買ってきた? ここは一切食事が出ないから、パンを買っておいて、キッチンのトースターで焼いて、冷蔵庫からミルクをもらって紅茶と一緒にそれを食べるのよ。ああそうだわ。私達、これから村へ行くからパンを買ってきてあげる。その代わり、ここでこの子を見ていてね」といってさっさと出て行きました。聞けばエジブトの方たちとのこと。

 旅って不思議ですね。だって、初対面のアジアの女性に、エジブトの夫婦が子どもを預けて出て行くなんて。
 でも、手のかからない、人見知りしない子で、抱き上げると「キャッキャッ」と声を上げます。
 しぱらく、この子と遊んでいると赤ちゃんのママが帰ってきて、私にひと抱えもあるパンの袋を渡してくれました。値段的には安いものでしたが、これは大家族用です。


[No.4599] 新世界を旅する 16 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/24(Fri) 08:27
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 シャーロットタウンから「赤毛のアン」が住んでいたことになっているアボンリー村(モデルは、モンゴメリーさんの住んでいたキャベンディッシュ)はバスで4−50分くらいのところです。
 バスから見た海辺は、藤沢あたりから見る相模湾とは全く違います。
 土壌は、文字通りの「赤土」。この上に広がる起伏のないじゃがいも畑。海の色も違います。

 キャベンディッシュには、森や林も見えましたし僅かですが建物もあります。
 しかし、全体として、寂しそうなところです。
 「ああ、アンは、こんなところで育ったのだ」と、しみじみ思いました。

 モンゴメリーさんは、故郷に限りない愛着を感じていたから「赤毛のアン」のなかには、この地方の風景がひとつずつ出てくるのでしょうね。

 また、ここでも、まずは宿探しです。
 さいわい、通りにそったところに「Parkview Farm Tourist Home & Cottage」という大衆的な民宿に「Vacancy」という札がぶら下がっていたので、ここに決めて、チェックインしました。


[No.4598] 新世界を旅する 15 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/23(Thu) 07:53
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画像サイズ: 612×473 (50kB)
 セントローレンス湾に浮かぶプリンスエドワード島というのは、そのままひとつのカナダの州でこの時点で私の居るシャーロットタウンが州都なのです。
 プリンスエドワード島の特産はジャガイモ。しかし、この島の名を世界に知らしめたのが『赤毛のアン』シリーズを書いたL・M・モンゴメリさん。彼女のおかげで、当時から、夏場は観光客で賑わっていたのですが、NHK朝ドラ『花子とアン』のおかげで最近は日本からの観光客も増えているそうです。

 翌日の午前中は、この街をぶらぶらしました。
 カナダが独立する際、カナダ建国会議が開かれたという由緒ある歴史を持つ島の州都らしく、ちょっと気取ったおしゃれな街でした。
 ところで、赤毛のアンAnne of Green Gablesを知らない女性なんていないんじゃないかしら。
 「あしながおじさん」の主人公ジュディもそうですが、アンも、カスバート家にくるまで、かなり辛い子供時代を送っていたのに、明るく前向きなのですね。持て余すほどの想像力を持ち、おしゃべりで目が輝いている女の子。私、こどものときから、アンが大好きでした。そしてこのストーリーのキモは、アンが成長して行くと同時にカスバートもマリラも成長していく、というか、年寄り二人もアンから得るところが多かったということですね。何度も読みましたし、そうそう、アニメも見ました。
 あのアニメもよかったですね。放映時、高齢だった亡母も、欠かさず見ていました。

 そうです。午後のバスで、私も、その「赤毛のアン」の住んでいたキャベンディッシュへ行ったのです。


[No.4597] Re: 新世界を旅する 14 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/06/22(Wed) 08:33
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画像サイズ: 675×317 (34kB)
写真の追加です。


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