画像サイズ: 640×409 (94kB) | お話したように、姥子駅からケーブルカーの早雲山駅までは連絡バスで行きました。 ところで、お孫さん、あるいは曾孫ちゃんとご一緒に行楽地においでになった時に「ねぇ、バーバ or ジージ、ロープウエイ、ケーブルカー、登山電車って、何処が違うの?」と聞かれた時のために、ちょっと。
まず、”ロープウエイ” は、空中に渡したロープに車輌がぶら下がっているもの。ゴンドラと称する車輌は小さく軽いのが普通です(それじゃないと支えきれない)。 「じゃ、バーバ、大船と片瀬江ノ島を結ぶ「ロープウエイ」と何処が違うの」と聞かれるかもしれません。 モノレールにも懸垂式といって「ぶら下がり式」のものがあるからです。 「見た目はそんなに違わなくても、全く別物。 ロープウエイのゴンドラは自分では動けないの。外から動かしてもらっているのね。でも、モノレールは電車と同じで、自分で動いているの。ただ、線路が上にあるだけ」
“ケーブルカー” は、急な坂を昇り降りするための乗り物。高いところにあるワイヤーで引っ張りあげてもらったり、おろしてもらったりしているのね。昔あった、井戸の鶴瓶みたいに、スルスルッと巻き上げたり、巻き戻したりして電車を動かしてあげているのよ。
“登山鉄道” っていうのは普通の電車と大して違わないの。ただ、急勾配や急カーブを登り降りしやすくするための、いろいろな工夫がしてある電車のことなのね。スイッチバックのためだけの停車場所があって、運転手さんと車掌さんが入れ替わって進行方向が逆になったりするのよ。
箱根の周遊券の面白いところは、明治時代から、こういう急な坂道を登る乗り物に工夫をこらしてきた鉄道の歴史がコンパクトにまとまっているところにあるのです。 その辺りを分かりやすく説明してあげてくださいね。 |