画像サイズ: 640×359 (94kB) | ブレンナー峠を通って、メラーノへ 4
お腹もいっぱいになったし、雨も小ぶりになったので、旧市街へ行ってみました。 ところで、モンジロウ氏は、絵葉書が大好き。ここでも、せっせと買っていました。しかし、なにか書いて日本に送りたくても、肝心の切手を売っているところがわからないのです。 同じ、ヨーロッパでも他の街では「切手」は「絵はがき屋さん」「タバコ屋さん」「ホテルのフロント」と場所は違いますが、どこかで買うことができました。 駅の近くの、絵はがき屋のご主人は「そりゃ、郵便局へいけば、絵葉書は出せますよ」というのです。そして郵便局の場所も教えてくれたのです。
しかし、言われたとおりに歩いていても、なかなか着きません。心配で、何度も街の方に聞きました。そのたびに「ええ、その方向で間違いないですよ」と言われるのに、なかなか着かなかったのです。40−50分も歩いたところ、やっと湯治センターが見えてきました。そのもっと先に「郵便局(本局のようでした)」が見えてきたときには「ホッ」としました。 結局、街の西北の端からも南東の端まで、街の対角線上を歩いたことになります。
さて、モンジロウ氏、なかに入って「切手売り場はどこですか」と聞きますと「切手なんか売っていませんよ」とのつれないお返事。「私は、日本へ、この絵葉書を送りたいのです。切手が買えなければ、送ることができないじゃないですか」と怒って言います。「ああ、日本へは、送ってあげますよ。宛先や、文面を書いて持っていらっしゃれば、こちらで送りますから」とのこと。 日本でも、小包などを送るときに貼ってくれる「郵便証紙」のようなものを貼って出してくれるのでしょうね。折角の絵葉書に、そんな素っ気ないものを貼られたんじゃ可哀そうです。モンジロウ氏の気持ち、よくわかります。
ちなみに、日本へ絵葉書を出した場合ですが、私が出したものは ドイツからですと、 0.8ユーロ。4日後に届いた オーストリアからは 0.9ユーロ。5日後に届いた イタリアからは 2.1ユーロ。8日後に到着 という模様です。 EUは「規則、指令、決定事項」が多くて、加盟国の自由裁量の余地が少ない、と嘆いておられた方もありましたが、郵便に関しては自由裁量のようですね。
帰路は、川沿いの散歩道をゆっくりと見物しながら歩きました。いいお散歩道でした。 写真は「ローカル線の車輌です。 |