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歌集巣鴨・14

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通常 歌集巣鴨・14

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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/26 9:09
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 随 想

  悠 遠

 しながどりをりはへてなくあかときの巣鴨の空は神代ながらに      荒木 貞夫

 朝鮮事変に神功皇后をしぬびまつりて
 ありなれの水やかたらむとこしへにきさいの宮のいかしみ業は        同

 刑場に赴く人の絶叫をききて
 血に叫ぶ君萬歳の一声はやみをつらぬき永遠にひびかむ        同

 廃頽しゆく日本を見て
 天つ神われにたまひね手力を傾く國を起す力を        同

 われのみや心のどこかに皇のみちたづねつつここにこもれる        同

 昭和二十五年御巡幸をしのびて
 おん姿ただに仰ぎて薩摩路のわが山川も人も泣きけむ      福山 勝好

 海ゆかば水漬く屍と目をとぢてしづかに歌う雑房の隅      毛利 兼雄
 (元旦)
 
 罪無しと思ふ心の傲慢も神に対へばもろくも崩る      牧沢 義夫

 死にまさる恥を忍びて生きて来し我が祈りごと果させ給へ      東木 誠治

 身にしみてひたに希へりこの國に生きて再びいくさあらさせ給ふな      鈴木 義輔

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