歌集巣鴨・54
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編集者
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辞 世
野山わけ集めし兵士十余萬かへりてなれよ國の柱と 故山下 奉文
(マニラ)
限りなき彌陀の大慈の船なれば苦海の旅も安らかに行く 故森 國造
(マカッサル二首)
愚かなる吾にはあれど次の世に残し置かまし誠心の道 同
新世(あらたよ)を固めなすべき吾も今戦友(とも)を慕ひて亡き数に入る 故中山 伊作
(ビルマ八首)
身はたとへ南の果に朽つるとも七度生れて御國守らむ 故鼻野 忠雄
断頭の台に進みて君が世のいやさか祷れば心澄むめり 故松岡 憲郎
我が魂は永久に消えまじはらからと共に勵みて平和来むまで 故鈴木 喜代司
みすずかる信濃の春に咲く櫻花(はな)は散りてぞ清く思はるるなり 故柳沢 泉
澄みのぼる今宵の月を名残にて明日は散りゆく我身なりけり 故管野 保孝
新しき國のかためと散りてゆく我が道こそはけはしくもたのし 故東 登
我も亦なき数に入る名をとめて南の果に散るぞうれしき 故緑川 壽
甲斐男児われ沼南に朽つるとも魂永久(とこしえ)に祖國守らむ 故清水 辰夫
(シンガポール)
武夫の踏むべき道は多けれどこの犠牲と散るも道なり 故黒澤 次男
(上海)
殉國の血もてかざらむすめ國の今し新たにひらけゆく時 故平手 嘉一
(巣鴨二十三首)
かねてより待ちつつありし母上のみ許にまいる今日のうれしさ 同
朝風になびくを見たし彼の土より平和日本の日の丸の旗 故福原 勲
髪と爪切りて法名頂きて我はゆくなり彌陀となへつつ 故菅原 亥重
先立ちしいとし妻子に語らなむ変りはてたる御國の姿 同
いざさらば今宵限りの命ぞと名残を惜む窓の月影 故土肥原 賢二
さすらひの身の浮雲も散りはてて眞如の月を仰ぐうれしさ 故板垣 征四郎
とこしへにわが國護る神々の御あとしたひてわれは逝くなり 同
うつし世はあとひとときのわれながら生死を越えし法のみ光 故木村 兵太郎
南(みんなみ)の島に死すべき我なりき今さらなどか命惜しまむ 故武藤 章
天地(あめつち)も人もうらまず一すぢに無畏を念じて安らけく逝く 故松井 石根
さらばいざ苔の下にてわれ待たむ大和島根に花かほるとき 故東條 英機
散る花も落つる木の實も心なしさそふはただに嵐のみかは 同
わが妹よ力落すなよろこびてゆきし夫の光をあゆめ 故穂積 正克
ひとやにて子のながらへを祈りつつ浪にただよふ妻子をぞ思う 故牟田 松吉
おのづから名号となへ道を往くああありがたや南無阿彌陀佛 故木村 保
こひしくばまことの道を辿り来よ我はまことのうちにこそ生く 故尾家 刢
極重罪悪凡夫の身が明日は佛となれる嬉しさよ 故川手 晴美
おんしうを大悲の風に吹き流し築け眞の楽土の世界 故高木 芳市
ふみ昇る絞首の台をゑがきみてたじろがぬわれ心うれしき 故頴川 幸生
御栄えをたたへて逝かむいざさらば天かける御靈のもとにまた会う日 故末松 一幹
御めぐみの深き御山をかきわけて神の御末に我列坐せむ 故都子野 順三
事しあらば静かに祈れ我がたまは祈りのうちに常にあるなり 故中島 祐雄
み民みな畏れつつしみ今の世の天の岩戸のその岩開け 故高橋 雷二
(北京)