歌集巣鴨・21
投稿ツリー
-
歌集巣鴨 (編集者, 2009/7/10 9:09)
- 歌集巣鴨・2 (編集者, 2009/7/11 7:46)
- 歌集巣鴨・3 (編集者, 2009/7/12 21:04)
- 歌集巣鴨・4 (編集者, 2009/7/14 10:39)
- 歌集巣鴨・5 (編集者, 2009/7/15 17:00)
- 歌集巣鴨・6 (編集者, 2009/7/17 22:01)
- 歌集巣鴨・7 (編集者, 2009/7/19 9:31)
- 歌集巣鴨・8 (編集者, 2009/7/20 9:45)
- 歌集巣鴨・9 (編集者, 2009/7/21 15:40)
- 歌集巣鴨・10 (編集者, 2009/7/22 16:35)
- 歌集巣鴨・11 (編集者, 2009/7/23 8:23)
- 歌集巣鴨・12 (編集者, 2009/7/24 7:36)
- 歌集巣鴨・13 (編集者, 2009/7/25 8:54)
- 歌集巣鴨・14 (編集者, 2009/7/26 9:09)
- 歌集巣鴨・15 (編集者, 2009/7/27 8:58)
- 歌集巣鴨・16 (編集者, 2009/7/28 9:05)
- 歌集巣鴨・17 (編集者, 2009/7/29 7:55)
- 歌集巣鴨・18 (編集者, 2009/7/30 10:04)
- 歌集巣鴨・19 (編集者, 2009/7/31 10:22)
- 歌集巣鴨・20 (編集者, 2009/8/1 7:24)
- 歌集巣鴨・21 (編集者, 2009/8/2 10:33)
- 歌集巣鴨・22 (編集者, 2009/8/3 8:23)
- 歌集巣鴨・23 (編集者, 2009/8/4 17:12)
- 歌集巣鴨・24 (編集者, 2009/8/5 7:57)
- 歌集巣鴨・25 (編集者, 2009/8/6 7:50)
- 歌集巣鴨・26 (編集者, 2009/8/7 7:54)
- 歌集巣鴨・27 (編集者, 2009/8/9 7:56)
- 歌集巣鴨・28 (編集者, 2009/8/10 8:34)
- 歌集巣鴨・29 (編集者, 2009/8/11 8:41)
- 歌集巣鴨・30 (編集者, 2009/8/12 8:02)
- 歌集巣鴨・31 (編集者, 2009/8/13 7:57)
- 歌集巣鴨・32 (編集者, 2009/8/14 7:58)
- 歌集巣鴨・33 (編集者, 2009/8/15 10:16)
- 歌集巣鴨・34 (編集者, 2009/8/16 9:18)
- 歌集巣鴨・35 (編集者, 2009/8/17 18:01)
- 歌集巣鴨・36 (編集者, 2009/8/18 19:58)
- 歌集巣鴨・37 (編集者, 2009/8/19 17:49)
- 歌集巣鴨・38 (編集者, 2009/8/20 17:27)
- 歌集巣鴨・39 (編集者, 2009/8/21 17:49)
- 歌集巣鴨・40 (編集者, 2009/8/22 21:56)
- 歌集巣鴨・41 (編集者, 2009/8/23 17:59)
- 歌集巣鴨・42 (編集者, 2009/8/24 20:14)
- 歌集巣鴨・43 (編集者, 2009/8/25 9:45)
- 歌集巣鴨・44 (編集者, 2009/8/26 16:35)
- 歌集巣鴨・45 (編集者, 2009/8/27 8:20)
- 歌集巣鴨・46 (編集者, 2009/8/28 8:35)
- 歌集巣鴨・47 (編集者, 2009/8/29 7:59)
- 歌集巣鴨・48 (編集者, 2009/8/30 7:38)
- 歌集巣鴨・49 (編集者, 2009/8/31 7:36)
- 歌集巣鴨・50 (編集者, 2009/9/1 9:46)
- 歌集巣鴨・51 (編集者, 2009/9/2 8:57)
- 歌集巣鴨・52 (編集者, 2009/9/3 8:32)
- 歌集巣鴨・53 (編集者, 2009/9/4 14:27)
- 歌集巣鴨・54 (編集者, 2009/9/5 9:34)
- 歌集巣鴨・55 (編集者, 2009/9/6 8:18)
編集者
居住地: メロウ倶楽部
投稿数: 4298
調布水耕農場
春浅き枯芝原に揚げひばり声はききつつしづかにあらな 大石 鉄夫
春の野に耕す乙女遠見つつ浄らに吾れはもの思ひする 浜田 貞
雲雀の声高くあがりて麦畑に黒穂ぬきをり母に似し人 中村 安蔵
見張られて水耕場に働けばうらら春日を雲雀なくなり 神川 秀博
うす霞む富士に眞向ひ畑うちて一日は了へぬ悔いなかりけり 酒井 正司
早苗田の水はぬるみて杜の上の白雲散らず夕焼けにつつ 同
眼くらむ照りに堪へつつ一籠の紅大根を抜きて背のびす 長田 邦彦
時折に雷遠くどよもせる眞晝の畑に草引きてをり 星 良三
芝生みな耕されたる飛行場跡に滑走路のみ白くのこれる 伏見 鎮
俘虜帽子顔に載せ皆まどろみぬ銹しレールの續く草原 森 良雄
秋の日のあまねく照らす農園に背はぬくもりて菜虫取りをり 井野 雅治
この國に生れしものは皆かなし紫の尾の光るとかげも 寺田 清蔵
釈放の日遠し
この年も作立ちの野にまにあはず麦は下葉ゆいろづきにけり 清水 利行
還る日の望みしあれば見張られて黄塵の野に堪へて耕す 神川 秀博
コンベアーに運ばれてゆく瓶の如く吾も無表情の列のなかにゐる 大島 紀正
暮れなづむ野面の風をしみじみと味はひにけり護送車待ちつつ 布施田 金次郎