メロウサロン 

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  • [No.16345] 今日は何の日・12月30日 投稿者:   投稿日:2010/12/30(Thu) 05:35
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    みなさん、今日は
    今日は何の日、12月30日
    地下鉄記念日
    1927(昭和2)年、上野〜浅草に日本初の地下鉄(現在の営団地下鉄銀座線)が開通した。

    横光忌,利一忌
    小説家・横光利一の1947(昭和22)年の忌日。

    1907(明治40)年 篠沢勇作が漢字タイプライターの特許を取得

    1922(大正11)年第1回全連邦ソビエト大会でソビエト社会主義共和国連邦の樹立宣言

    1946(昭和21)年 教育刷新委員会が「6・3・3・4制」の教育制度採用を発表

    今日の誕生日の花:ベニベンケイ、カランコエ
    花言葉:幸福を告げる
    今日の一句:煤逃げて家にも世にも帰り来ず   文挟夫佐恵  

    出典は今日は何の日、毎日が記念日
    http://nnh.to/
    及びNHKラジオ深夜便から引用しています。  


    [No.16344] 佐藤友之:ニッポン監獄事情 投稿者:男爵  投稿日:2010/12/29(Wed) 09:02
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    不景気で
    この寒い冬の時期には
    再び刑務所に入りたくて
    万引きや無銭飲をする人がいるという。

    そこで
    刑務所に関する本を読んでいます。
    http://www.mellow-club.org/cgibin/free_bbs/wforum.cgi?no=16334&reno=no&oya=16334&mode=msgview

    この本は
    刑務所の中に入った人の立場から書かれています。
    といっても著者の犯罪歴はなく
    増加する外国人犯罪者が
    刑務所の中での非人道的な扱いを受けて
    社会に訴えていることを知り
    ジャーナリズムの立場から
    事情を調べて
    こんなにヒドイと書いているわけです。

    あの教祖のように「たとえば、もし、○○だとすると...」
    という調子で
    まず、あなた(読者)がついフラフラと万引きをしてしまったとすると(あるいは満員電車の中でチカンに間違えられ)
    ガードマンにつかまり、警察に連れて行かれ
    犯行を否認すると、コワイ顔で「証拠はあがっているんだ」「素直に認めないと家に帰さないぞ」と水も飲ませられないそうです。
    警察も上手なので、グループで説得するから
    こんどは優しそうな刑事が現れて「ここはひとまず調書とりには協力しておいて、裁判で争ったら」と親切そうに声をかけられます。
    そんなこんなで裁判になって、あなたの社会的地位とか収入とかで
    不起訴になったり、刑務所に入れられたりするのです。(初犯は一般に軽い)

    刑務所の中でも反抗的な態度を示すと、相手によっては腕を縛り上げられたり、食事とかトイレでいじめられるそうです。
    入浴も一週間に何度かあるが、十分経ったら、浴槽から出なくてはなりません。
    ラインがあって、次ぎラインが浴槽に一斉に入ってくるのです。

    (そんなことは高倉健主演の映画で、いろいろ見せていましたね。嵐 寛壽郎がいい芝居していました)

    日本人ならまだ言葉も通じるが
    風俗習慣の違う外国人が、悪意のない日本人看守に何かされても
    つい被害者意識が高まるので、ずいぶんお互いにストレスがたまるようです。

    この本には沖縄でのアメリカ兵の日本の裁判を受ける場面が出てきて
    どうして沖縄なのかと思ったら
    やはり、それも日本における外国人犯罪者の扱いにかかわることだからですね。
    イラン人、中国人、韓国人の犯罪者だけでなく、アメリカ人犯罪者という問題もありますね。

    アメリカ兵については、日本人から見て公平な裁判をしているように思われても
    アメリカ人のジャーナリストやアメリカ軍関係者から見て
    不当な扱いを受けていると感じているようです。アメリカの社会の慣習で判断しているからでしょうか。


    [No.16343] 会員の作品ページ、俳句の更新 投稿者:   投稿日:2010/12/29(Wed) 08:51
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    みなさん、今日は

    会員の作品ページ、俳句の更新しました。
    http://fmellow.s103.xrea.com/senryu/haiku.htm

    メロウ句会12月収録しました。
    ご覧下さい。


    [No.16342] Re: つらくて楽しい添乗員 投稿者:男爵  投稿日:2010/12/29(Wed) 08:38
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    > > 稲井未来「セカンドクラスの添乗員」(2003)
    > > この本を図書館で見つけて借りてきました。

    男と女の話です。

    「不倫旅行」の場合、お客はひたすらそれを隠そうとする。添乗員はパスポート内容の確認など、お客の秘密を職務上あらかじめ知ってしまう。
    そういうお客からは、「自宅ではなく、会社に連絡を」「自宅ではなく、携帯電話に連絡を」という指定がある。
    その注意書きを見落として、お客の家に電話してしまうと家庭崩壊になるので、受話器を持つ前に特記事項を再確認する。
    女性はよく、彼の名字で呼んでほしい、と言うのだが、男性から、僕の名字でまたは彼女の名字で呼んでほしい、と言われたことはないという。やはり女性の方が気にするのだろう。
    著者が失敗したのは、団体チェックインができない空港へ向かう朝、個人チェックインなので、空港では各人に自分の航空券をもっていただく。この添乗員がホテルのレセプションでチェックアウトの最終確認をしている間に、先に航空券を配っておこうと気をきかせたアシスタントが、バスの中で航空券に記載されている名前を読み上げながらお客に航空券を配ってくれた。
    当然、航空券には本名が書かれている。だから、それまで彼の名字で呼ばれていた女性が、航空券記載の自分の名字で呼ばれてしまった。他人の名字に過敏に反応するお客は少ないから、たぶん誰も気がつかなかっただろうが、これは大きな反省材料になったという。
    添乗員が二人の関係がばれないようにフォローしておいても、どこに住んでいるの、家で二人はどうなのと、お客同士の会話がプライベートな話題になるにつれ、つじつまのあわないことが出てくる。
    勘がよくて好奇心旺盛なお客は「あの二人って、本当にご夫婦なんですか」と、こっそり添乗員にきいてくるというから、隣同士になったから何か話さなくちゃと思っても、あまりプライベートな話はしないほうがいい。
    (山村美紗の海外を舞台にした推理小説には、やはり男女がこっそり旅行するが、同じホテルに泊まっている客の話から身元がバレていく様子が書かれていた)

    夕食後、数名の若い女性客、ドライバー、レストランの人たちと、お酒を飲みながら盛り上がっていた。
    ウェイターがお客の一人に「どこか別の場所へ行って、二人で飲まないか」と誘う。
    お客もためらいがあるのか「どうしようかしら」と、この添乗員に尋ねる。
    添乗員はここで一緒に飲むことを勧めたが、添乗員への相談は単なるポーズで、彼女の心の中では、彼と一緒に出かけることが既に決まっているようだ。
    追い打ちをかけるようにドライバーが言う。「大丈夫。問題ないから、行っておいで。楽しい時間を」おやおや、無責任な人。
    そこには彼女の姉もいて「じゃ、行ってらっしゃい」と、妹に手を振る。
    お姉さんが承知したのだから、もし何かがあっても添乗員一人の責任ではない。
    翌朝のレストランで、彼女の姿はなく、お姉さんが一人で朝食をとっていた。
    「妹さんはどうなさいました」と尋ねると、一時間ほど前に部屋に戻ったばかりで休んでいるという。
    相手は大人だからかまわないが、実は旅行前に対客電話でこの姉妹の家に電話をしたとき、二人は留守で、かわりに母親と話をしたのだった。
    母親は姉妹二人でイタリアへ行くことを心配していたが「添乗員さんが女性でよかったわ」と言ったのだ。この母親に対して、ちょっと申し訳ないと添乗員は感じたのだった。
    そして観光に出発前、バスに乗り込んできた朝帰りのお客(妹)は言った。
    「イタリアの男性って本当にすてきね。ミクちゃんは何回もイタリアに来ていて、イタリア人の恋人とかいるでしょ。私、イタリアに住もうかな。イタリア語、勉強しなきゃ」

    四人家族で参加していたお父さんが、小声で言う。
    「昨日の夜、変な電話があったんです。昼に約束した女性だと名乗るのですが、僕には心当たりがありません。僕に会うために今から部屋へ来るというのです。間違いだからと電話を切ったのですが、本当に部屋へ来たんですよ。僕は娘と一緒の部屋だったし、女房が隣の部屋にいるからと説明して帰ってもらいましたが」
    一人参加の男性をねらって、現地女性がやってくるケースがある。たぶん、レセプションの誰かと裏でつながっていて情報が提供されるのだろうが、家族旅行のお父さんをねらうのはおかしい。
    実はこれは理由があった。
    この著者の添乗員が、四人家族で二部屋なのに、あらかじめホテルで決められていた部屋割りでは、部屋が離れてしまっていたので、添乗員が部屋の調整をしたからなのだ。
    ホテルには部屋を入れ替えたことを伝えたが、それがレセプションの誰かには伝わらなかったのだろう。
    初めの予定では、このお父さんの部屋は、女性からの誘いがあれば絶対に飛びつくであろう雰囲気を漂わせた二人組男性客が使うことになっていた。
    この添乗員が部屋の調整をしなければ、女性はその方たちを訪ねたはず、そして翌朝、二人組男性客は上機嫌で朝食のレストランに現れたはず。
    まずいことをしてしまった、彼女の仕事の邪魔をしてしまった。今晩のこともあるから改めて部屋割りをかえたことをレセプションに再確認したほうが親切かしらと、この添乗員は思った。
    ところで、お父さんが本当に言いたかったのはこの後の言葉だった。
    「その女性なのですが、本当にきれいだったんですよ。一人で来ていれば、せめて家族旅行でなければ...ちょっと残念なことをしました」
    家族参加でよかったのよ、お父さん。
    (私も同じようなことを聞いたことがあります。ある国を旅行した時、団長さんの部屋に夜女性の訪問があったという。このときは団長さんは奥さんと一緒でした。最初の予定では、団長さんが一人で部屋をつかい、奥さんともう一人の都庁の衛生関係を退職した女性とが相部屋だったのですが、この高齢の女性に気をつかい、奥さんは団長さんの部屋に来て泊まったのです。翌朝そんな話を聞いて、私はある男性と一緒の部屋だったのですが、私たち男二人の部屋にはそういう話はなかったなあと思いました。たぶん、我々はお金がないとみられたのでしょう)

    この章には、添乗先での話ではないが、開放的になる旅先ではこういうこともあるから気をつけたほうがいいという警告を込めた体験談を載せている。
    この著者は添乗員になる前に海外のリゾート地で働いていた。世界中からお客が集まり、スタッフも国際色豊か、お客もスタッフも平均年齢が若く、一緒に盛り上がろうという雰囲気が浸透していた。
    著者の知る限り、男性スタッフと日本人女性客が危ない関係になることが多かった。
    お客は夢のような毎日をすごして帰って行くが、ずっとそこにいるスタッフにとっては日常の光景。お客にとってスタッフは大きな存在でも、多くのスタッフは帰って行ったお客のことをたやすく忘れていく。
    もっと内情を暴露すると、仕事が終わってからお客を自分の部屋に呼ぶことはボスから推奨されていたという。
    「お客様と仲良くするのも仕事のうちさ。そうすれば、その人はまた君に会いにやってくる。それも一つの営業」と言われていた。
    ボスの秘書室には、無料の避妊具が用意されている。
    秘書と著者がむだ話をしているところに男性スタッフが入ってくると
    「今日はストロベリーの香り? 花の香り? 新しいのもあるわよ」などと、かわいい顔をした秘書があっけらかんと笑顔で言うのだった。


    [No.16341] 今日は何の日・12月29日 投稿者:   投稿日:2010/12/29(Wed) 05:31
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    みなさん、今日は
    今日は何の日、12月29日
    清水トンネル貫通記念日
    1929(昭和4)年、上越線の土樽〜土合の清水トンネルが貫通した。
    全長9704mの当時日本最長のトンネルで、7年の歳月とのべ240万人の工事動員を費して完成した。

    シャンソンの日
    1990(平成2)年、銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が閉店した。

    1891(明治24)年 エジソンがラジオの特許を取得

    1934(昭和9)年 主力艦の保有比率を定めた「ワシントン海軍軍縮条約」の破毀を米国に通告

    1945(昭和20)年 第一次農地改革。「農地調整法」改正公布

    1947(昭和22)年 出生届の人名を当用漢字に限定

    1968(昭和43)年 学生紛争の為、東京大学と体育学部を除く東京教育大学が翌年の入試の中止を決定

    今日の誕生日の花:カトレア
    花言葉:優雅な人
    今日の一句:カトレアを挿し花嫁の父となる    大石悦子

    出典は今日は何の日、毎日が記念日
    http://nnh.to/
    及びNHKラジオ深夜便から引用しています


    [No.16340] Re: 余部コンクリート橋 投稿者:Pan  投稿日:2010/12/29(Wed) 01:20
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    KAMEさん、みなさん、こんばんは。

    >1986(昭和61)年 山陰本線余部鉄橋から回送列車が突風で転落。車掌と橋下の工場の従業員5人が死亡

     そんなに昔の事だったとは思えません。こちらもそれだけ歳を取ったのですね。

     蟹の加工工場で地元の女性が従業員でした。
     この事故の数ヶ月前にもこの鉄橋を見に立ち寄ったばかりだったので、ショックでした。

     コンクリート橋が今年開通したので見に行ってきました。
     集落の名前も鉄道橋の名前も余部なのに駅名は「餘部」なのも不思議ですね。(^-^)

     この餘部駅から二駅の香住駅までコンクリート橋を渡る列車に乗ってきました。
     駅に一番近い一部だけ古い鉄橋が記念に残してありました。 

     転落場所には碑が建てられています。

          ***** Pan *****   


    [No.16339] Re: 今日は何の日・12月28日 投稿者:   投稿日:2010/12/28(Tue) 20:42
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    みなさん、まいど。
    > 今日は何の日、12月28日

    > 1986(昭和61)年 山陰本線余部鉄橋から回送列車が突風で転落。車掌と橋下の工場の従業員5人が死亡

     そやけど、もう新しいコンクリート橋に変わってまっせ。
     旧橋脚も、2、3脚残されてて、見て貰えまっさかい、見学に、行って欲しおますわ。

     お帰りには、外湯巡りの、城崎温泉も、ありまっせ。

                               Toshichan in Kyouto-fu


    [No.16338] Re: つらくて楽しい添乗員 投稿者:   投稿日:2010/12/28(Tue) 15:38
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    > 稲井未来「セカンドクラスの添乗員」(2003)
    > この本を図書館で見つけて借りてきました。

    ・空港カウンターでの受付で、パスポートと一緒に身体障害者手帳を渡される。
     「ここではいいけれども、次の空港からは車いすの手配、お願いね」
     この添乗員は頭の中で、一気に坂道の町に飛ぶ。坂道の先に続く長い階段が目に浮かぶ。打ち合わせでは何も聞いていない。徒歩観光のことはご存じなのか。でも、彼女は大きなリュックを背負い、大きな荷物を持って、確かにここまで歩いてきた。
     あれこれ聞きずらかったので、頼まれたように車いすの手配をする。
     乗り継ぎの空港と到着空港では赤いランプの救急車が飛行機に横づけされ、お客は車いすごと移動する。回りの注目を集め、ヒロイン誕生の光景だ。幸せそうな満面の笑み。その笑顔につられて、この添乗員も幸せな気分になる。
     ところが、空港を離れると、このお客はしっかりと早足で歩き、走る。
     坂道の町でも先頭を切って進む。エレベーターがなかなか来ないホテルでは、階段を駆け上がる。だれよりも元気そう。
     そして、最後の都市で一人だけ延泊することになっている。
     「帰りの日の車いす、ちゃんと手配しておいてちょうだいね」
     見た目だけで判断できない体のこと。疑問は残ったが、何も聞けなかった。
      (気分次第で身体障害者に変わるのだろうか。身体障害者手帳を交付されたことは適切公平だったのだろうかと私も疑問に思いましたよ)

    ・機内サービスをしているのは添乗員ではない。
     「ちょっと添乗員さん、コーヒー二つ。あっ、砂糖とミルクもね」
     「あっ、毛布持ってきてちょうだい。ちょっと寒いわね」
     「洗面用具とかおもちゃとか、飛行機でもらえるものは何かないの」
     食べ終わったお菓子のゴミを手渡して「これ、捨ててちょうだい」

    ・シートベルト着用サインが点灯している乱気流の中で「乗務員さーん」と大声でよばれ
     「席を立たないでください」と言う客室乗務員の声を振り切って、お客の席へ行く。
     「揺れるわね、大丈夫なのかしら。パイロットは新人さんかしら。だから飛行機は嫌いなのよ。こんなもの、絶対に乗りたくなかったのに。何とかして」
     何とかしてというのは、著者の添乗員がパイロットにかわって操縦することなのか。

    ・「コンビニのお弁当の方がおいしいわね。お握りか何かもっていないの」
     このセカンドクラスの添乗員は、機内食が口に合わないお客のために食料はもっていない。持っていても、一人だけのお客に差し上げることはできない。

    ・添乗員に「座席が狭い。何とかならないものか」というお客。エコノミー料金しか払っていないなら、飛行機の座席は狭いものと思うしかない。
     「お客様が格安コースの中からお選びになったのは、旅行代金が一番安い出発日で、座席はエコノミークラスでございますね。間違いございませんでしょうか」と言えば、きっと怒られるだろう。
     よせばよいのに、ビジネスクラスの様子をカーテン越しにのぞき込み
     「こっちだって高いお金を払っているのだから、せめてあれぐらいにしてほしいわね。そう思うでしょう」
     と同意を求められるが、あちらはもっと高いお金を払っている。

       ーーーーーーーーーーーー

    なんだか女性のワガママばかり続いたが
    実はこの本には男性のワガママも書いてあります。
    海外旅行だけでなく、国内旅行の添乗員たちも
    こうしたワガママなお客に苦労させられているのでしょうか。
    お客の抗議に口答えしたりすると、会社の上役から注意され、下手をすると次の仕事がまわってこない弱い立場の添乗員。

    お客も海外旅行に出かけるのでストレスが溜まるのか、つい思っていることを口に出して、添乗員を困らせ、こうした添乗員の書き物のダシにさせられている。
    私も注意しなくては。


    [No.16337] つらくて楽しい添乗員 投稿者:男爵  投稿日:2010/12/28(Tue) 14:31
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    インターネットでおもしろおかしく書いていた
    セカンドクラスの添乗員のHP

    私はしばらく、このHPを見ていて楽しんでいたのですが
    そこの記事をもとに本を出版したのです。
    稲井未来「セカンドクラスの添乗員」(2003)
    この本を図書館で見つけて借りてきました。

    添乗員には二種類あって
     定職をもっていて、普段は事務をとっているが、場合によって添乗員の仕事につく社員添乗員
     フリーの添乗員で、仕事があると会社から委託される添乗員
    この著者の場合は後者である。仕事は不安定で、給料の保証がない。お呼びがかからないと収入がない。

    こんなことまで書いていいのかなと思うくらい
    変な(困った)お客さんのことをダシにして本を書いています。

    ・大きなレストランでも、トイレは二つ、三つしかないところがある。トイレが混み合うのを避けるため、デザートが運ばれてくるころにトイレの案内をする。早めに案内しておくと、支払いが終わることにはトイレタイムも終了する。ところが全員出口に向かって歩き出すとき「ねえ、お手洗いはどこかしら」と何食わぬ顔で尋ねるお客がいる。たぶん、それは仲間との話に夢中になって添乗員の言葉が耳に入っていなかったのだろう。おかげで五分の遅れとなってしまう。

    ・「預ける荷物の数に変更があれば、必ず前もって連絡してください」とお願いするが、荷物を増やしても減らしても黙っているお客がいる。「荷物が一つ足りない」と走り回っている添乗員を目の前にみながら、荷物を一つ減らしたことを黙っているお客がいる。

    ・七十代後半の二人組のお客が徒歩観光中にこんなことを言った。「あなた、おんぶひもはもってきていないの」冗談だとしか思えない内容なのに、冗談を言っている顔つきではなかった。「ごめんなさい。持ってきていません」と言うと、突然顔が厳しくなって「もう歩けないわ」と言い出した。

    ・荷物を少なくしようとするお客は、こんな質問をする。「今から言う中で、あなたが持っていくものを教えて。同じものを持っていってもむだでしょう。おかゆ、薬、ドライヤー、フィルム、お菓子、カイロ」「お客様が個人的に利用なさるものは、ご自分でご用意いただけますか」「でも、いろいろ入れると結構な荷物になるのよ」

    ・あるとき、レストランで同じ派遣会社の添乗員に会った。その添乗員は、この著者の派遣先とは別の旅行会社に派遣されていた。その会社の場合、食事の時には会社から支給される「しょうゆ」をお客に回さなくてはならない。しかし、この著者の旅行会社ではその必要はない。二つのグループのお客は隣同士に座っていながら、この著者の担当する客たちは、もう一人の添乗員がかいがいしく「しょうゆ」を回していく光景を羨望の眼差しで見ていた。もちろん、著者はその気になれば「しょうゆ」を買ってお客に回すことは簡単だが、余計なことをすると同じ旅行会社のほかの添乗員から点数稼ぎだと思われるから、そういうことはしない。(しょうゆの添乗員は気がきく、そうでない件乗員は気がきかない、お客の評判はそういうことだった)

    ・「では、お忘れ物のないようにお気をつけてお出かけください」添乗員は出発二日前にお客に対応電話を切った。ところが当日、お客はパスポートを忘れて空港へ到着した。「あなたね、電話をくれたときにパスポートを忘れないようにってちゃんと案内しないから、こんなことになったんしゃない。普通、それぐらいは言うでしょう」ここで、子どものしつけじゃあるまいし、と思ってはいけない。ご家族の方に届けてもらえないかと相談してみる。幸い、お客の家は空港から近いところにあった。出発ぎりぎりのとき息子さんが空港まで車をとばしてパスポートを届けてくれた。とたんに態度が一変する。「あなたのおかげで旅行に行けるわ。いいこと思いついてくれてありがとう。どうなるかと思ったけど助かったわ」と涙をながさんばかりに喜んでくれたお客。自分だけが出国できないかもしれない、せっかく楽しみにして準備してきたのに、そういう思いがお客を最高にいら立たせていただけ。一瞬、著者の心の奥底に「この怖いお客様と数日間を過ごすのなら、パスポートが間に合わない方が好都合かもしれない」という思いがよぎったことを申し訳なく思う。このお客がどうなったか心配していた他のお客たちも「よかったね」と喜んでくれた。今回はみんないい方ばかりだ。


    [No.16336] (大量のゴミで)クルシミマス(-_-;) 投稿者:   投稿日:2010/12/28(Tue) 13:12
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     ナポリのゴミ紋題は、Xmasシーズンを迎えても軍隊が出動しても、相変わらずもとのままだ。

     写真#10のプラカードに書いてあるのは、「ベルルスコーニ(首相)から貰ったわしらのプレゼントは、なんとゴミ満載のクルシミマスだった!」(大意)といったものだ。

    http://napoli.repubblica.it/cronaca/2010/12/26/foto/guarda_i_soldati_al_lavoro-10596760/10/


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