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『肉声史』 戦争を語る (22)

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通常 『肉声史』 戦争を語る (22)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2007/8/25 7:03
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298
 (お話を聞いて①)

 私がお話を開いて一番印象に残ったことは、“運命”の不思議さということでした。「もしあの時沖縄に残っていたら死んでいた。」そんな、死まで常に紙一重である。“戦争”という苦しくつらい中で「こんな中でも生き抜いてやるんだ、コンチクショー。」という精神力を持っていたことにより戦争を切り抜けてきた人がいます。運命の中で精一杯頑張りぬいたからこそ今の命、幸せがあるのです。だから、3年間の勉強が報われずに私立に行くことになってしまった今、私はしっかりこの“運命”を受け止め前を向いて歩んでいこうと思います。いまのこのつらいときが、3年後「このときがあってよかった。」と思えるように運命は全部が全部受け身であるわけではなく、努力次第に変わるものだから。

(聞き手 定村美幸 平成2《1990》年生)


(お話を聞いて②)

 今まで、いろいろな場面で戦争の話をきいたことかあります。 しかし今回のように実際に戦争を経験した人から話しを聞いたことは無かったのでとても勉強になりました。話を聞く中で一番強く思ったことは、人生ってわからないなあということです。大野さんが、沖縄から宮古島に移ったときのことを当時は沖縄にいたかったといっていましたが、今思うと宮古島に移ってよかったと言っていたことがとても印象に残っています。私はこのことばを聞いて勇気が出ました。これから生きていく中でそのときは失敗したと思っても将来の成功につながるかもしれないと思えたからです。失敗したと思うならそれを受け入れて生きればいい、信じた先に素晴しさを見出すことができる。そう思いました。
 このような発想の転換ができたのも水野さんの話しを聞くことができたからだと思います。私もこれから何かあっても大野さんの話しを思い出して明るく生きたいと思いました。戦争が終わり、それから何年も経っている今でも当時のことを思い苦しんでいる人はたくさんいると思います。過去に負った傷は消えても傷を負った過去はいつまでも消えないのです。だから今回の話しを通して、戦争は絶対やってはいけないものだと再認識することができました。                       

 (聞き手 田中翔子 平成2《1990》年生)

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編集者 (代理投稿)

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